CSVマッピングからWebサーバー用リダイレクトルールを生成
Webサイトの移転、URL構造の変更、あるいは古いコンテンツの整理を行う際、適切なリダイレクト設定は検索エンジン最適化(SEO)の評価を維持し、ユーザーを正しいページへ導くために極めて重要です [Source 2]。リダイレクトルールジェネレーターは、移行元と移行先のURLを記述したCSVファイルを読み込み、主要なWebサーバーやホスティングプラットフォーム(Nginx、Apache、Vercel)に対応した正確なリダイレクトルールを自動生成します。
手作業で大量のルールを記述すると、構文エラーや記述ミスが発生しやすくなります。本ツールを使用することで、最大2,000件までのマッピングを一度に処理し、各環境に適した正確な設定コードを即座に取得できます。
301恒久リダイレクトと302一時リダイレクトの選択
リダイレクトを設定する際は、その変更が恒久的なものか、一時的なものかに応じて適切なHTTPステータスコードを選択する必要があります。
- 301 恒久的なリダイレクト(Permanent): 移行元のURLが永久に廃止され、新しいURLに完全に置き換わる場合に使用します。検索エンジンのインデックス評価(リンクジュース)を新しいURLに引き継ぐ効果があるため、サイト移行やドメイン変更の際は通常こちらを選択します [Source 2]。
- 302 一時的なリダイレクト(Temporary): メンテナンスや一時的なキャンペーンなど、将来的に元のURLに戻る可能性がある場合に使用します。検索エンジンは元のURLのインデックスを保持したまま、一時的にユーザーを転送します。
CSVファイルのフォーマット要件
入力データとなるCSVファイルは、以下のルールに従って作成されている必要があります。
- ヘッダー行: 1行目には必ず
sourceとtarget(またはdestination)という列名を含める必要があります。 - 移行元(Source)の形式: 完全なHTTP/HTTPS URL、または
/で始まるルート相対パスが使用可能です。ただし、ホスト名は自動的に削除され、パス部分のみが処理対象となります。 - 移行先(Destination)の形式: 完全なHTTP/HTTPS URL、または
/で始まるルート相対パスを指定します。 - 制限事項:
- ファイルサイズは5 MB未満である必要があります [Source 2]。
- 処理可能なマッピング数は最大2,000行までです。
- URLの最大文字数は2,048文字以下です。
- 移行元の重複は認められず、各移行元パスは1回のみ指定できます。
完全一致リダイレクトの仕様と制限
本ツールが生成するリダイレクトルールは、すべて「完全一致(Exact Match)」を前提としています。NginxおよびApache用の出力は正確な移行元パスに固定され、Vercelも同様にリテラルパスとして処理します。
この仕様を維持するため、移行元URLにおける以下の要素はエラーとして除外されます。
- クエリ文字列とフラグメント:
?query=valueや#fragmentなどのパラメータを含む移行元パスは処理できません。パス部分のみを指定してください。 - ワイルドカードとパターン:
*や正規表現などのルートパターン文字は使用できません。完全一致する静的なパスのみが受け付けられます。
環境ごとのリダイレクト構文
選択した環境に応じて、生成されるルールの構文が異なります。
Nginx
Nginx環境では、サーバーブロック内に記述する rewrite 指令、または map ディレクティブに適した形式で出力されます。移行元パスが正確に一致した場合にのみ、指定したステータスコード(301または302)でリダイレクトが実行されるよう、パスの前後が固定された構文が生成されます。
Apache
Apache環境では、.htaccess ファイルに記述するための Redirect 指令または RewriteRule が生成されます。こちらも他への干渉を防ぐため、移行元パスの先頭と末尾を厳密に判定する完全一致の構文が出力されます。
Vercel
Vercelホスティングでは、vercel.json 構成ファイルに記述するJSON形式のルーティングルールが生成されます。
Vercelの標準仕様では、permanent: true を指定すると「308」、permanent: false を指定すると「307」のリダイレクトが生成されます。本ツールでは、選択した「301」または「302」のステータスコードを厳密に維持するため、内部的に statusCode プロパティを明示的に指定したJSONルールを出力します。
ブラウザ内での安全な処理
プライバシー保護のため、アップロードされたCSVファイルおよび生成されたリダイレクトルールは、すべて利用者のブラウザ内でのみ処理されます。データが外部のサーバー(BroBroGoなど)に送信またはアップロードされることはありません。
よくある質問(FAQ)
CSVファイルはどのようにフォーマットすればよいですか?
「source」と「target」(または「destination」)の列を含むヘッダー行を用意してください。それ以降の各行には、完全なHTTP/HTTPSの移行元URL、または「/」で始まるパスを指定し、さらに完全なURLまたはルート相対の移行先を指定します。
生成されるリダイレクトは完全一致ですか?
はい。NginxおよびApache用の出力は正確な移行元パスに固定され、Vercelも同様にリテラルパスとして処理します。移行元のホスト名は自動的に削除されます。また、移行元のクエリ文字列、フラグメント、ワイルドカードパターンは、環境によって処理方法が異なるため、エラーとして除外されます。
Vercelの出力でstatusCodeが使用されるのはなぜですか?
Vercelの恒久的なリダイレクトは308を、一時的なリダイレクトは307を生成します。このツールでは「statusCode」を使用するため、選択した301または302がそのまま適用されます。通常のVercelデプロイでは合計2,048ルートが上限であるため、このツールでは最大2,000マッピングまで受け付けています。